こんにちは。
福岡市南区大橋で木曜を除く平日は夜8時まで、土日も診察を行う｢コル歯科診療室｣です。

親知らずの抜歯はものすごく痛んだり腫れると言う方がいらっしゃいます。
でも実は、親知らずの状態や歯科医院での治療方法などによって痛みや腫れの強さは変わります。
今回は親知らず抜歯の痛みや腫れについてお話します。

麻酔がしっかりと効いていれば、親知らずの抜歯そのものが強く痛むことはありません。
痛みや腫れが気になりやすいのは、抜歯した後です。
歯ぐきを切ったり骨を削って親知らずを抜いた場合は、炎症が起こって痛みや腫れが起こりやすくなります。痛みや腫れは2～3日がピークで、ほとんどの場合、1週間ほどで落ち着いていきます。痛みや腫れが出た時のために、歯科医院から鎮痛剤や抗炎症剤を処方されます。

抜歯後に痛みや腫れが出やすいのは、次のような親知らずです。

• 横向きや斜めに生えたり埋まっている親知らず

斜めや横向きに生えていたり、歯ぐきの中に一部、または全部埋まっている親知らずは、歯ぐきを切ったり骨を削ってから抜歯するしかありません。そのため、炎症が強くなりやすく、痛みや腫れに繫がります。

• 歯の根の形が複雑な親知らず

歯の根の形が曲がりくねっていたり、複雑な形をしていると、歯ぐきを多めに切って抜歯することになります。そのため、強い炎症が起こりやすくなります。

• 骨と癒着した親知らず

年齢を重ねるとともに、親知らずの歯の根が顎の骨と癒着することがあります。抜歯するには骨を削ることになるため、抜歯に時間がかかり、炎症も強くなりやすくなります。
親知らず抜歯はできるだけ若い頃に済ませておくのをおすすめします。

痛いのが極端に苦手、怖いといった方は、遠慮なく当院の歯科医師やスタッフまでご相談ください。
適切な鎮痛剤や抗炎症剤を処方し、飲むタイミングについてもアドバイスいたします。
親知らずは放置すると炎症が起こって悪化することもあります。ぜひお早めにご来院ください。