全身への影響Systemic
- 痛くないから、歯医者に
行かなくても大丈夫 - 治療が終わったから、
もう安心 - 歯周病で歯を失ったら、
入れ歯にすればいい - こんなふうに、考えてはいませんか？
全身の健康と歯周病Internal medicine
歯周病は、脳梗塞や心疾患、認知症など
全身の恐ろしい病気を引き起こす
原因になります。
むし歯・歯周病は、細菌による感染症です。これらの細菌は歯ぐきの傷口から血管に入り込み、血液とともに全身に行き渡ります。体中に拡散した歯周病菌は、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病、アルツハイマー型認知症などの命にかかわる病気や、肺に入り込めば誤嚥性肺炎の引き金になることがわかっています。また、妊娠中のお母さんの場合は、早産や低体重児のリスクが上がることも明らかになってきました。
むし歯・歯周病を防いでお口を健康に保つことは、ご自身の命や新しい命を守るためにもとても重要なのです。
歯がなくなる原因は
歯周病とむし歯が７割以上
日本人が歯を失う原因の1位は歯周病、2位はむし歯です。
むし歯や歯周病の怖さは、一度かかると治療をしても再発しやすくなることです。再治療を繰り返すことで歯がどんどんもろくなり、最終的には歯を失ってしまいます。
だからこそ、むし歯や歯周病になる前に防ぐことが何よりも大切です。そして、もし病気にかかってしまったら、早期に治療して再発をしっかり予防しなくてはなりません。
定期的にメンテナンスすることで、
最終的な治療費は安くなります
「半年に1回も定期検診に行くのは面倒だし、痛くもないのに歯医者に行くのは医療費がもったいない」と感じる方は非常に多いようです。
しかし、「1本の歯の価値は200～300万」とも言われています。歯が悪くなるたびに払う治療費よりも、歯を維持する定期的なメンテナンス費の方が最終的には安上がりなのです。
歯の治療はもちろん、歯周病菌が引き起こす「命を脅かす全身疾患」の治療費を節約する意味でも、定期的に通っていただくことをおすすめします。
当院が行っていること
ブラッシング指導
まずは、普段の歯磨きで、どの部分に磨き残しが多いかを知っていただきます。そのうえで、お一人お一人の歯並びや症状に合わせた効果的な歯の磨き方をお伝えします。さらに、デンタルフロス・歯間ブラシといった補助器具の使い方も丁寧にご説明しますので、何でもご質問ください。
毎日のブラッシングはとても重要です。定期的に来院されていてもブラッシングができていないと歯周病・むし歯は進行します。
スケーリング、SRP(麻酔を使用した歯石とり)
カチカチに固まってしまった歯石は、ご家庭のケアでは除去できません。そこで、スケーラーと呼ばれる器具を使って、歯ブラシでは取れなくなった歯石や、歯肉の下に入り込んだ歯石をきれいに取り除いていきます。痛みが出る箇所には麻酔を使用しますので、ご安心ください。
どんなに丁寧に歯磨きをしている方でも、どうしても歯石はたまりますので、定期的にプロによるクリーニングを受けましょう。
歯周外科治療（FOP）
スケーリングをしても、歯周病の改善が見られない部位に行う治療です。
麻酔をして歯ぐきを剥離し、歯の周りに付着している歯石や汚れを徹底的に除去します。
