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フッ素が歯にいい理由を解説
こんにちは。
福岡市南区大橋で木曜を除く平日は夜8時まで、土日も診察を行う「コル歯科診療室」です。
「フッ素は歯にいい」というのは、多くの方がご存知だと思います。
ですが、何故・どのように歯にいいのかまで知っていますか?
フッ素が化学物質だと思っている方も多いですが、自然界にも存在しているミネラル成分の一種です。
純粋なフッ素(F2)は常温では気体ですが、非常に不安定でほかの物質と結合しやすい性質を持つため、自然界では「フッ化ナトリウム(NaF)」などの化合物として存在しています。
歯科で用いるフッ素も同じように、正式には「フッ化物」と呼ばれる化合物です。
これは、お茶、にぼし、こんぶなどの食品や、水道水や母乳にも含まれている、人体に害のない安全なものです。
そのため、まだ小さいお子様にも安心して使用できます。
歯は、食事の度に表面が溶かされてカルシウムなどが溶け出す「脱灰(だっかい)」と、唾液の働きで再びカルシウムが歯に取り込まれて修復される「再石灰化」を繰り返しています。
この脱灰と再石灰化の繰り返しにより、生えたての頃は弱かった歯は次第に丈夫なものへと変化していきます。
フッ素には、唾液のように「歯の再石灰化」を促す効果があり、歯の脱灰を防いで歯質を丈夫にしてくれます。
ほかにも、むし歯菌の発育の抑制や、むし歯菌の酸を作る力を抑制する効果があります。
お子様にフッ素塗布を行うことが多いのは、乳歯や生え変わったばかりの永久歯は、まだ歯質が非常に弱いため、フッ素塗布でむし歯予防と歯質強化の効果が期待できるためです。
皆様の中にも、「フッ素配合」の歯みがき剤を使っている方は多いと思います。
ですが、市販品は一般の方が使うため、フッ素濃度は低めに抑えてあります。
歯科医院で塗布するフッ素は、市販品の10倍ほど高濃度なものです。
低濃度のフッ素でも、毎日使い続ければ歯の再石灰化や歯質強化の効果が期待できますので、ご自宅での「セルフケア」にフッ素を取り入れるのはいいことです。
フッ素塗布は、大人の方にももちろん有効です。
とくに加齢や歯周病で歯ぐきが痩せて下がって歯の根っこが露出すると、エナメル質などで守られていない部分のため、むし歯のリスクが高まります。
そのため、シニア世代の方にもおすすめの予防法です。
また、ホルモンバランスや食生活の変化、つわりなどでむし歯のリスクが高くなっている妊娠中の女性にも効果的です。
歯磨きなどの「セルフケア」と、歯科医院での「プロケア」の両方で上手にフッ素を取り入れて、お子様から大人までむし歯に強い歯を作っていきましょう。
医院名 | コル歯科診療室 |
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所在地 | 〒815-0033 福岡県福岡市南区大橋1丁目23−10 |
電話番号 | 092-553-8239 |
URL | https://www.corsica-dc.com/ |
診療内容 | 歯科・小児歯科・歯科口腔外科・審美治療 |
説明 | 福岡県福岡市南区大橋の歯科医院、コル歯科診療室です。むし歯治療、歯周病治療、小児歯科、歯科口腔外科、審美治療、ホワイトニング、入れ歯の製作・調整などお任せください。 西鉄「大橋駅」西口から徒歩3分の立地です。近隣のコインパーキングをご利用の方には、領収書と引き換えに返金いたします。 コル歯科診療室では患者さまのお気持ちを第一に考え、診療を行います。 日曜日は18時まで、木曜を除く平日も夜20時まで診療しています。大人の方からお子さま、ご年配の方までぜひご来院ください。 |