こんにちは。
福岡市南区大橋で木曜を除く平日は夜8時まで、土日も診察を行う｢コル歯科診療室｣です。

歯科医院で行う歯のクリーニングにはさまざまなメリットがあり、あらゆる方にオススメです。

クリーニングの最大のメリットは、むし歯や歯周病を予防できることです。
むし歯や歯周病の原因は、プラーク(歯垢)や、プラークが石灰化してできた歯石に潜む細菌です。
プラークや歯石はいくら頑張っても歯磨きで完全に取り除くことはできませんが、歯科医院でのクリーニングであればしっかりと除去することが可能です。

また、歯のクリーニング後にフッ素を塗布することもおすすめです。
フッ素には歯の再石灰化を促す、むし歯菌のはたらきを弱める、むし歯菌が酸を放出するのを抑えるなどの効果があり、むし歯菌によって歯の表面が溶かされることを防ぎ、歯質を丈夫にしてくれます。

このように、定期的な歯のクリーニングがむし歯や歯周病の予防につながるのです。

歯のクリーニングは、口臭の改善・予防にもつながります。
歯石の中で増殖した歯周病菌にはガスを発生させるはたらきがあり、そのガスが口臭悪化の原因となっています。
そのため、口臭を改善・予防するためには、歯石を取り除くことができる歯のクリーニングが効果的です。

口臭の原因は菌が発するガスだけではないので、歯のクリーニングはあくまでも口臭改善の手段の一つに過ぎません。
ですが、口臭が歯周病によるものであれば、クリーニングで歯周病を予防すれば、口臭の予防にもつながります。

歯のクリーニングをすると、歯の表面に付着した着色汚れを落とすことができます。
タバコやワイン、コーヒーといった色素の強い飲食物による色素の沈着も、歯のクリーニングで落とすことができます。

ただし、歯のクリーニングは表面の着色しか落とすことができないため、歯の内部まで浸透した着色は、ホワイトニングでなければ落とすことができません。
加齢による歯の黄ばみなども落として、歯をより白くしたい場合は、ホワイトニングを行う必要があります。

むし歯や歯周病予防のケアには、歯磨きなどご自分で行う「ホームケア」と、歯科医院で行う「プロケア」がありますが、歯のクリーニングは、プロケアの要です。
セルフケアとプロケアのどちらが欠けても予防ケアは万全とは言えないため、定期的に歯科医院で検診とクリーニングを行うことが大切です。

とくに歯のトラブルがないからと、歯科医院を受診しない方もいらっしゃいますが、歯は「悪くなってから治療する」よりも「悪くなる前に予防する」ことが重要で、歯科先進国の欧米では常識となっています。
大切な歯の健康を守り、生涯使い続けるためにも、ぜひクリーニングを定期的に行う習慣をつけましょう。