こんにちは。
福岡市南区大橋で木曜を除く平日は夜8時まで、土日も診察を行う｢コル歯科診療室｣です。

親知らずによっては抜かなくてもいいものもあります。
今回は、抜いた方がいい親知らずと抜かなくてもいい親知らずについてお話します。

親知らずは18～20歳くらいで、一番最後に生えてくる歯です。
生えるスペースがないことが多いため、横向きや斜めに生えたり、骨の中に埋もれたままで生えなかったりします。完全な形で生えていないのに放置しておくと、むし歯になったり炎症を起こしたりしてしまいます。
次のような親知らずは抜くのがおすすめです。

• 智歯歯周炎を起こしている場合

親知らずが横向きや斜めに生えると、磨きにくいため不衛生になりやすくなります。そのため、親知らずのまわりの歯ぐきが炎症を起こして腫れる｢智歯歯周炎｣を起こすことがあります。
炎症が悪化すると、腫れが広がって口を開けにくくなったり、顔が腫れて見えるようになります。さらに悪化すると熱を出したり全身がだるくなることもあるのです。
親知らずのまわりが腫れたら、できるだけ早めに治療を受けましょう。

• 親知らずが痛む場合

｢智歯歯周炎｣を起こさなくても、親知らずが不衛生になったために親知らずそのものや隣の歯がむし歯や歯周病になることもあります。
また、親知らずに隣の歯が押され続けていると、歯の根が溶けてグラグラするようになる可能性もあります。
親知らずやそのまわりが痛い、腫れていると感じたら、ぜひご相談ください。

• 歯並びが悪くなる場合

横向きや斜めに生えた親知らずを放っておくと、隣の歯が押されてお口全体の歯並びが悪くなることがあります。
親知らずが横向きや斜めに生えたら、歯科医院と相談して抜歯を考えましょう。

• 口が臭くなった場合

親知らずやそのまわりに磨き残しが残り続けていると、口臭が起こることがあります。口が臭いと感じたら、親知らずが原因かもしれません。

• 顎関節や頬などに負担がかかる場合

親知らずがまっすぐに生えたとしても、かみ合う歯がなく顎の運動がスムーズにいかないと、顎関節に負担をかけることがあります。また、頬に親知らずが当たり続けることで、頬を傷つける可能性もあります。

親知らずがまっすぐに生えていてかみ合わせもよく、歯並びにも悪い影響が出ないのであれば、親知らずを抜く必要はありません。
また、手前の奥歯をむし歯などで失った場合も、親知らずをブリッジの土台として活用するために抜歯しないこともあります。

親知らずは自分ではよく見えない奥に生えている歯ですので、自己判断はしないで、歯科医師と相談するのがおすすめです。
親知らずが気になったら、お早めにコル歯科診療室までお越しください。