こんにちは。
福岡市南区大橋で木曜を除く平日は夜8時まで、土日も診察を行う｢コル歯科診療室｣です。

お子さまがむし歯になりやすい箇所は年代によって異なります。
今回はお子さまのむし歯のできやすい箇所についてお話します。

0～2歳のお子さまによく見られるのは、上の前歯です。特に上の前歯と前歯の間や、歯のつけ根がむし歯になりやすいので、注意してしっかりと磨きましょう。
なお、だ液は下の歯の裏側から出るため、下の前歯はだ液で洗われやすくむし歯にもなりにくくなっています。

乳歯の前歯がボロボロに溶けてしまうのが、ほ乳びんむし歯の特徴です。
糖分の含まれているイオン飲料やジュースなどをほ乳びんで頻繁に飲ませたり、飲ませながら寝かしつけていると、ほ乳びんむし歯になりやすくなります。お口の健康を考えて、ほ乳びんでイオン飲料やジュースをあげるのはやめ、ミルクも1歳くらいで卒業するようにしたいですね。

3歳からは、奥歯のむし歯に注意しましょう。
特に奥歯の溝、奥歯と奥歯の間は歯ブラシが届きにくく、よく見えないのでみがき残しやすいポイントです。そのため、糸ようじやデンタルフロスなども使ってお口の掃除を始めるのがおすすめです。

乳歯から永久歯に生え替わる時期になると、歯がない箇所があったり歯の大きさがまちまちになるため、歯をしっかりと磨きにくくなります。
特に、6歳前後で奥に生えてくる6歳臼歯は、生えきるまでは乳歯よりも背が低いため歯ブラシが届きにくくなります。溝も深いため、むし歯になりやすいのが特徴です。コル歯科診療室では、6歳臼歯が生えてきたら予防のために溝を歯科用プラスチックで埋める｢シーラント｣を行っています。
また、それ以外の年代でもフッ素塗布や定期検診を受けることでよりしっかりと予防ができるようになります。磨き残しがピンク色に染まる染め出しも、歯磨き指導のために行っています。
ぜひ定期的にご来院いただき、ご一緒にお子さんのお口の健康を守っていきましょう。